デメリット① 構造によってできない

       間取りがある

リノベーションのデメリットのひとつは、パッと外観を見ただけではわからない構造上の制限。

 

戸建てでは抜けない柱がある、ということは聞いたことがあるかもしれませんね。同じ木造でも、構造が違えばまた手を加えられる範囲も変わってきます。

 

 マンションは基本的に室内の壁のほとんどが壊せる壁ですが、一部図面と違っていて壊せない箇所があったり、特殊な構造のマンションだとそもそも壁の位置を変えられない...なんてことも。

 

リノベーションを考えているのであれば、専門家と一緒に物件選びを進めていくのが必須です。


デメリット② 築年数によっては税制優遇   

       がない

住宅を購入する方の強い味方、住宅ローン控除。

その他、税金に関する様々な優遇がありますが、適用条件があります。

 

中古物件の場合、一番大きなポイントが築年数です。

住宅ローン控除等が適用できるのはいわゆる「新耐震基準」

で建てられた建物です。

(昭和57年以降に建てられた建物、築40年以内が目安)

 

10年間の控除等で百万円単位での支払い総額が変わってくる

ケースもあるため、できる限り利用したい制度です。

 

しかし、築年数に囚われてしまうと、良い立地の物件や控除分を差し引いても安い物件などを選択肢から外してしまい、本来の目的を見失ってしまうことになりかねません。

 

古い物件ほど良い立地の可能性が高いので、自分が何を重視すべきかしっかりと分析しましょう。


メリット③ 解体後に初めてわかる

      構造上の特性がある

ひとつめのデメリットと近いものがありますが、リノベーションに限らずリフォーム業界全体の性質として、壁などを壊してみて初めてわかることがあります。

 

多くは、建築時の図面と異なっている部分があることです。

壊せない壁の位置が違っていたり、壁の中に断熱材が入っていなかったり。。。中には構造体にクラック(ひび)が入っていたりするケースもあります。

 

これは建築時のミスや地震等の予期せぬ災害であったりと、リフォーム業者の責任ではありませんが、その部分の補修のために追加の費用が発生してしまう、ということは起こり得ます。

 

もちろん、私たちも現地調査で見落としがないよう可能な限りチェックは行いますが、全て壊してみないとわからないことがある、という点はデメリットです。